| ヤマシタ ヒロシ
            Yamashita Hiroshi 山下 洋史 所属 明治大学 商学部 職種 専任教授 | |
| 言語種別 | 日本語 | 
| 発行・発表の年月 | 2015/02 | 
| 形態種別 | 大学・研究所紀要 | 
| 査読 | 査読あり | 
| 標題 | ネガティブ情報の内容的価値と占有的価値に関する「情報引力モデル」 | 
| 執筆形態 | 単著 | 
| 掲載誌名 | 明大商学論叢 | 
| 掲載区分 | 国内 | 
| 出版社・発行元 | 明治大学「商学研究所」 | 
| 巻・号・頁 | 97(2),115-129頁 | 
| 著者・共著者 | 山下 洋史 | 
| 概要 | 本研究では、これまでポジティブ情報を前提としてきた筆者らの「情報引力モデル」の対象を、「ネガティブ情報」へと置き換えた新たな概念モデル(ネガティブ情報に関する「情報引力モデル」)を提案している。この提案モデルは、ネガティブ情報が負の内容的価値と正の占有的価値を持つという考え方に基づき、こうした情報(ネガティブ情報)を生み出すエネルギー(ネガティブ行動エネルギー)を、潜在的劣位性生産エネルギーと位置エネルギーに分解して捉えるところに特徴がある。これにより、正の位置エネルギーが運動エネルギーへと置き換わることでネガティブ情報が流出し、負の内容的価値が顕在化してしまう際に失われる情報量を、「情報引力」の視点から定式化するとともに、こうした事態を避けるべく、ネガティブ情報の所有者(行動主体A)が、ある一定の情報遮断エネルギーを投入したときに、流出を防止することのできる情報量についても定式化している。さらに、ネガティブ情報の占有により負の内容的価値と正の占有的価値が相殺され、情報の価値がゼロになるという、ポジティブ情報にはない特性から、潜在的劣位性生産エネルギーと位置エネルギーとの関係を、簡潔な形式でモデル化している。 | 
| ISSN | 0389-5955 |