イノウエ マサル
Inoue Masaru
井上 優 所属 明治大学 文学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/03 |
形態種別 | 大学・研究所紀要 |
標題 | 一心太助は朝日を背に日本橋を渡る -『家光と彦左と一心太助』 (1961)の背景にあるもの- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 日本橋学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本橋学館大学 |
巻・号・頁 | 5(1),23-33頁 |
著者・共著者 | 井上 優 |
概要 | 日本の時代劇は、スター俳優を魅力的に見せるために、主演俳優が一人二役で演じるという伝統があった。沢島忠監督作品『家光と彦左と一心太助』(1961)もその伝統に従ったものだ。伝統的に、両方の人物が似ているということは 劇中言及されることはなかったが、この映画はその習慣を破る。家光にとって御意見番である大久保彦左衛門は、家光をめぐる陰謀を回避するために、そっくりな一心太助(どちらも中村金之助が演じる)と入れ替わることを提案する。この規則破りは、名脚本家、小國英雄による考案だが、ある意味、古きよき時代劇の終わりを象徴しているとも言える。 というのも、同じ1961年、黒澤明監督の画期的な『用心棒』が公開されたからである。 |
ISSN | 1882-9147 |
NAID | 110009431232 |