ナイトウ アサオ
Naito Asao
内藤 朝雄 所属 明治大学 文学部 職種 専任准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/02 |
形態種別 | 新聞記事 |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 「事実関係の調査 時間との勝負」『北海道新聞』2022年2月13日(朝刊) |
執筆形態 | その他 |
掲載区分 | 国内 |
概要 | 事実関係の調査 時間との勝負 明治大・内藤朝雄准教授に聞く
いじめの有無を調査する第三者委員会の調査は、時間との勝負です。女子中学生が川に入る自殺未遂から、時間がかなり経過しています。一般的に、関わった教員や児童生徒らの記憶も曖昧になり、調査に対して口を閉ざす可能性も大いにあります。 一連の報道が事実なら人間の尊厳を踏みにじった犯罪行為と言える。会員制交流サイト(SNS)での性的なトラブルが報道されていますが、それ以外のトラブルも含め、複雑な事実関係を調べるのは大変だと思います。第三者委は、守秘義務がある警察や病院に情報を開示してもらうなど強制力のある権限がない。調査能力には限界があります。 いじめ以外も含め、亡くなった原因を分析する必要もあります。その際は、いじめ以外の一因を、加害者側に責任回避の目的で利用されることがないように注意しなくてはいけません。 |