キシ マキコ
KISHI MAKIKO
岸 磨貴子 所属 明治大学 国際日本学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/12 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 海外ボランティアを受け入れるNGO/NPOの動機と受け入れ体制の変化 |
執筆形態 | 共著(筆頭者) |
掲載誌名 | 多文化関係学 |
出版社・発行元 | 多文化関係学会 |
巻・号・頁 | 11,53-66頁 |
著者・共著者 | Yoshida, C. |
概要 | 本研究では、途上国の現地NGO・NPOの海外からのボランティア受け入れの動機と団体内での受け入れ体制の変化について明らかにする。高等教育では、グローバル人材育成の取り組みのひとつとして、サービス・ラーニングや海外フィールドワーク等を含む短期海外研修が実施されるようになった。渡航先として、欧米など先進国だけではなく、社会貢献活動を目的として途上国へ派遣する大学も増えてきた。途上国での短期海外研修では、現地NGO/NPOを訪問させたり、社会貢献活動させたりする。途上国での短期海外研修は、文化間の違いが大きいことから、学生は異文化接触を通して相互理解や価値創造を経験することができ、さらに、途上国の多くの社会問題に対して社会貢献への関心を高めることができる。途上国での短期海外研修を改善するため、学生に対する教育成果や課題を調査した事例は多く報告されているが、一方で、現地で学生を受け入れている団体については十分に調査されていない。短期海外研修は、現地受け入れ団体にとって負担となっているという指摘もあることから、学生を派遣する大学だけではなく受け入れ団体の双方が何らかの恩恵を受ける関係をもった短期海外研修をデザインする必要がある。
そこで本研究では、カンボジア、バングラデシュ、インド、フィリピンの4カ国において、海外からのボランティアを受け入れている現地NGO/NPOにインタビュー調査を行い、現地受け入れ団体がどのような動機および体制をもって海外ボランティアを受け入れているかを明らかにする。本研究知見は、途上国における現地NGO/NPOと連携した短期海外研修をデザインする際の一助となるだろう。 |
ISSN | 1349-5178 |