スエマツ ノブヒコ
SUEMATSU Nobuhiko
末松 信彦 所属 明治大学 総合数理学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/01 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | Periodic Oscillatory Motion of a Self-Propelled Motor Driven by Decomposition of H2O2 by Catalase |
執筆形態 | 共著(筆頭者以外) |
掲載誌名 | Angew. Chem. Int. Ed. |
掲載区分 | 国外 |
巻・号・頁 | 56,861-864頁 |
著者・共著者 | Satoshi Nakata, Mio Nomura, Hiroya Yamamoto, Shunsuke Izumi, Nobuhiko J. Suematsu, Yumihiko Ikura, and Takashi Amemiya |
概要 | 金属の粒を過酸化水素中に浮かべると、触媒反応で酸素の泡を生成するために自発的に金属粒が運動することが知られている。この論文では、酸素生成を非線形反応で制御することで、運動に非線形性を導入することを目指して行った実験研究について報告している。非線形反応にはカタラーゼを用いた酵素反応を利用している。ろ紙にカタラーゼを含侵させ、過酸化水素水に浮かべたところ、過酸化水素濃度に応じて、停止→ランダムな振動→周期的な振動→連続運動と運動様相の分岐が認められた。特に周期的な振動運動は金属系では見られない新しい現象である。このような周期性が現れるメカニズムについても、考えうる可能性を論文中で提案しているが、検証は行われておらず、今後の課題として残っている。 |