イワサキ ヤスナガ   IWASAKI YASUNAGA
  岩崎 泰永
   所属   明治大学  農学部
   職種   専任教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2014/03
形態種別 その他
標題 仕立て法および栽培環境の違いが,ベイトアルファ型,温室型および日本型キュウリ品種の生育,収量に及ぼす影響
執筆形態 その他
掲載誌名 野菜茶業研究所研究報告 = Bulletin of the National Institute of Vegetable and Tea Science
出版社・発行元 農業技術研究機構野菜茶業研究所
巻・号・頁 (13),65-73頁
著者・共著者 岩崎 泰永, 安 東赫, 下村 晃一郎, 東出 忠桐, 中野 明正
概要 日本型品種'エテルノ'(雌雄同株性),べイトアルファ型品種'Media RZ'(雌性),温室型品種'Proloog RZ'(雌性型)を供試し,実験1では異なる仕立て方法(主枝1本仕立てと摘心栽培),実験2では異なる栽培環境条件(CO2濃度と湿度)で栽培し,品種ごとの収量の差異を物質生産の観点から調べた。仕立て法や環境条件に関わらず,'エテルノ'の総収量がもっとも低かった。'エテルノ'では総乾物重,果実乾物重が低く,総乾物重は光利用効率が低いことが,果実乾物重は乾物重の果実分配率が低いことが要因であることが明らかとなった。'エテルノ'は吸光係数が大きいために光利用効率の低下が生じた可能性がある。性表現が雌雄同株性である'エテルノ'は主枝の雌花着生率が他の品種より低いため,乾物重の果実乾物率が低くなったと推測される。また,栽培環境や仕立て法は,光利用効率や乾物重の果実乾物率,すなわち,受光体勢や着果特性といった品種特性を介して収量に影響するため,それらの条件に対する収量の増減は品種ごとに異なることが確認された。'エテルノ'では主枝の雌花着生数が少ないが,一方で側枝の雌花着生数は多くなりやすい。このため,摘心仕立てと主枝1本仕立ての収量比が他の品種より大きくなったと推測された。一方,'Proloog RZ'は雌性である上に節数が多いので,主枝の雌花着生数が多くなり,CO2施用と湿度制御による収量の増加割合が他の品種より大きかったと推測された。以上の結果から,収量を高めるためには吸光係数が低く,雌花の着生数が多い品種特性が有利であると判断された。
DOI 10.24514/00001829
ISSN 1346-6984
NAID 120006586917
PermalinkURL http://id.ndl.go.jp/bib/025353533
researchmap用URL http://id.nii.ac.jp/1578/00001829/