ミゾベ ヤスオ
MIZOBE Yasuo
溝辺 泰雄 所属 明治大学 国際日本学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/07 |
形態種別 | 大学・研究所紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 脱植民地化期の西アフリカ・ガーナが主導した核兵器廃絶運動と日本の平和運動: 3名の日本人による経験を通して |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 国際武器移転史 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 明治大学国際武器移転史研究所 |
巻・号・頁 | (10),3-26頁 |
著者・共著者 | 溝辺泰雄 |
概要 | サハラ以南アフリカの多くの地域が脱植民地化期にあった1950年代後半から60年代前半の時期に、西アフリカのガーナの政治指導者クワメ・ンクルマは核兵器廃絶を求めて複数回にわたって国際会議を主催した。そのなかで、フランスによるサハラ砂漠での原爆実験強行を受けて開催された、1960年の「アフリカの平和と安全保障のための積極行動会議」には元参議院議員の高良とみが出席し、1962年の「爆弾なき世界のためのアクラ会議」)には、高良に加えて、広島市長の浜井信三と日本被団協理事長の森瀧市郎が出席した。3名のガーナでの経験は、当時の平和運動団体の会報や新聞報道、自らの自伝や回顧録等に比較的詳細に記録されているが、筆者がこれまでに確認できた範囲では、国内外の平和運動史研究や日本アフリカ関係史研究において、それらに関する言及はなされていない。本稿はこれまでの研究で着目されてこなかった3名の日本人による報告・記録の分析を通して、脱植民地化期のガーナが主導した核兵器廃絶運動が当時の日本の平和運動に与えた影響について検証する。 |