イワサキ ヤスナガ
IWASAKI YASUNAGA
岩崎 泰永 所属 明治大学 農学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/03 |
形態種別 | その他 |
標題 | 培養液のリン濃度がキュウリの生育およびリン吸収に及ぼす影響 |
執筆形態 | その他 |
掲載誌名 | 野菜茶業研究所研究報告 = Bulletin of the National Institute of Vegetable and Tea Science |
出版社・発行元 | 農業技術研究機構野菜茶業研究所 |
巻・号・頁 | (13),19-26頁 |
著者・共著者 | 安 東赫, 岩崎 泰永, 河崎 靖, 東出 忠桐, 中野 明正, 鈴木 克己 |
概要 | 養液栽培および葉柄汁液診断の手法を利用し,低リン条件下でのキュウリの生育反応やリンの吸収および物質生産について評価した。培養液のリン濃度を0.2,0.4,0.8,1.4,2.2me L-1と異にし,定植後64日間,湛液水耕栽培を行った。培養液のリン濃度と植物体のリン吸収量(r=0.982)および総乾物生産(r=0.915)との間には,それぞれ高い相関があったが,培養液のリン濃度が1.4me L-1以上では,総乾物重の増加傾向はみられなかった。0.8me L-1以下の低リン区では,生育や葉面積,養分吸収が制限され,総乾物重は大きく減少した。葉柄汁液のリン濃度(PPS)と葉のリン濃度(PL)との間には,PL=3.134×1n(PPS)-6.267で示される有意な相関関係(r=0.946)が認められた。一方,培養液のリン濃度の増加に伴い,葉柄汁液のリン濃度は直線的に上昇した。本研究の生育および養分吸収の結果から,乾物生産を維持するためには,培養液のリン濃度を約0.8me L-1以上とし,葉柄汁液のリン濃度を約90ppm以上に保つ管理が望ましいと考えられた。しかし,培養液のリン濃度が1.4me L-1以上では,リンの施用効率を高める効果は少ないと考えられた。 |
DOI | 10.24514/00001788 |
ISSN | 1346-6984 |
NAID | 120006586881 |
PermalinkURL | http://id.ndl.go.jp/bib/025353481 |
researchmap用URL | http://id.nii.ac.jp/1578/00001788/ |