キシ マキコ
KISHI MAKIKO
岸 磨貴子 所属 明治大学 国際日本学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/02 |
形態種別 | 大学・研究所紀要 |
標題 | JICAの大学連携プログラムを活用した短期海外研修の実践デザイン:セネガルでの実践事例から |
執筆形態 | 共著(筆頭者) |
掲載誌名 | 関西大学総合情報学部紀要「情報研究」 |
巻・号・頁 | 42,25-46頁 |
著者・共著者 | 久保田賢一・吉田千穂 |
概要 | 本研究の目的は,JICAの大学連携プログラムにおいて,短期ボランティアとして派遣される学生および受け入れ隊員の双方にとって有益な実践とするためのデザインを提案することである.双方にとって有益な実践とは,すなわち,学生たちが,現地での社会貢献活動に十全的に参加し経験できることであり,受け入れ隊員にとっては,日々の実践を拡張し発展させることである.具体的には,2014年2月に関西大学がセネガルで実施したプロジェクト型の短期海外研修を事例として大学側,受け入れ側の青年海外協力隊員(以下:受け入れ隊員)の双方にとって有益な連携の可能性について考察する。そのために、次の2点を明らかにする.ひとつはプログラム参加を通した学生の学びである.大学が教育プログラムとして実施する上で本プログラムが有効であるかどうかについて,学生の学びに焦点をあてて評価を行う.ふたつめは,受け入れ隊員にとっての利点である.途上国での活動経験が少なく、専門知識や技術が十分にない学生を十分な事前研修なしに受け入れることは受け入れ隊員にとって大きな負担となるが、大学との連携は受け入れ隊員にとって新しい活動への展開となる可能性がある.インタビューおよび参与観察をもとにこの2点を明らかにした上で、双方にとって有益な実践をデザインするための要件を分析し、学習環境のデザインとして提案する。 |