イワサキ ヤスナガ   IWASAKI YASUNAGA
  岩崎 泰永
   所属   明治大学  農学部
   職種   専任教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2001
形態種別 その他
標題 培養液のNO_3-N/NH_4-N比がやし殻繊維を培地とする循環型養液栽培における培養液組成とトマトの生育・収量に及ぼす影響
執筆形態 その他
掲載誌名 日本土壌肥料学雑誌
出版社・発行元 日本土壌肥料學會
巻・号・頁 72(2),214-222頁
著者・共著者 岩崎 泰永, 三枝 正彦
概要 「やし殻繊維を培地とする培養循環型養液栽培システム」について,培養液のNO3-N/NH4-N濃度比(16mM/0mM=処方Ⅰ区,12/4=処方Ⅱ区,14.8/1.2=標準処方区)が培養液組成,トマトの生育および収量に及ぼす影響を培養液のpHと培地のCECの観点からロックウールシステムと比較検討した.得られた結果は以下の通りである. 1)処方Ⅰ区と標準処方区においてはやし殻繊維システムはロックウールシステムよりも培養液のpHの変動幅が小さく安定した推移がみられた。処方Ⅱ区の場合は,やし殻繊維システムではpHの低下が著しかった. 2)やし殻繊維システムではロックウールシステムより培養液組成の変動が小さかった.また,処方Ⅰ区は処方Ⅱ区,標準処方区よりも培養液組成の変動が少なかった.やし殻繊維システムと処方Ⅰを組み合わせた処理区で最も培養液組成の変動が小さかった. 3)草勢はやし殻繊維システムでは標準処方区,処方Ⅰ区,処方Ⅱ区の順に強かった.一方,ロックウールシステムでは標準処方区が最も草勢が強く,処方Ⅰ区,処方Ⅱ区はほぼ同様な草勢で推移した. 4)やし殻繊維システムでは総収量は標準処方区と処方Ⅰ区がほぼ同じであったが,商品果収量および商品果率は処方Ⅰ区が最も高くなった.ロックウールシステムでは総収量,商品果収量ともに処方Ⅰ区を用いた場合が最も高くなった.すべての処理区の中で,やし殻繊維システムと処方Ⅰを組み合わせた処理区が商品果収量,商品果率ともに最も高かった.一方,培地の違いにかかわらず,処方Ⅱ区は総収量,商品果収量ともに低かった. 5)やし殻繊維と処方Ⅰを組み合わせた処理区では循環培養液のpHが7前後と高く推移し,培地のイオン交換能が高く維持された結果,培養液組成が安定し,トマトの養分吸収が安定し,商品果収量や商品果率の向上に結びついたと考えられた.
DOI 10.20710/dojo.72.2_214
ISSN 0029-0610
NAID 110001747965
PermalinkURL http://id.ndl.go.jp/bib/5737741
researchmap用URL https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010630988