イシデ ヤスオ
ISHIDE Yasuo
石出 靖雄 所属 明治大学 商学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2008/03 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | 『のだ』文におけるル形とタ形の表現上の違い―三島由紀夫『潮騒』と川端康成『雪国』を資料として― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 表現研究(表現学会) |
巻・号・頁 | (87),20-29頁 |
概要 | 「のだ」文の文末は、「ルのだった」「タのだった」「ルのだ」「タのだ」の四種に分けられるが、『雪国』では特に「ルのだった」の形式が多い。この形式は内容を対象化せずに提示していて、読者に対する働きかけも強くない。これらのことから、『雪国』は語り手が自分の断定的判断を読者に対して強調することが少なく、作中人物の知覚や事態の状況を冷静に語る傾向があると考えられる。 |