ナイトウ アサオ
Naito Asao
内藤 朝雄 所属 明治大学 文学部 職種 専任准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/08 |
形態種別 | その他 |
標題 | 学校でのボイスレコーダーによる録音についてのコメント(『AERA』朝日新聞出版) |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『AERA』(朝日新聞出版)2013年8月12-19日号 |
巻・号・頁 | 26(34),22-23頁 |
概要 | 「学校、教室というのは本来、オープンであるべき公共の場。そこで何が起こっているのか、市民や親が知るのは当たり前。いじめがまん延している場所で自衛のために子どもにボイスレコーダーを持たせるのは、治安の悪いところに住んでいる人が自宅に防犯カメラをつけるのと同じで、有効な手段です」/と言うのは、いじめ問題に詳しい明治大学文学部の内藤朝雄准教授。録音することで、いじめ加害者に「裁判沙汰になったら負けるから、やめよう」と思わせる効果もあるという。/子ども同士の人間関係に、親がボイスレコーダーを持ち込む。本当に深刻なケースなら必要だろうが、子ども同士のささいな口げんかや悪口にまで、親が首を突っ込むのもどうか。/「ケースバイケースです。わが子が危険な状態におちいっているときはためらわず録音すべきですが、もちろんささいなトラブルで録音する必要はありません。いずれにせよ、道具箱の中の道具の一つとして、録音という手段があることを頭の片隅に置いておくのはよいこと。録音によって子ども同士の信頼関係がこじれる、というのは録音を禁止する理由にならない。相手を信頼するかしないかは、信頼『される』側ではなく、信頼『する』側が決める行為だからです」(内藤朝雄准教授) |
ISSN | 0914-8833 |