コセキ タカシ
Koseki Takashi
小関 隆志 所属 明治大学 経営学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/06 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | インパクト評価の概念的整理とSROIの意義 |
執筆形態 | 共著(筆頭者) |
掲載誌名 | ノンプロフィット・レビュー |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本NPO学会 |
巻・号・頁 | 16(1),5-14頁 |
著者・共著者 | 馬場英朗 |
概要 | 近年,社会的投資収益率(SROI)をはじめ,非営利組織等に対するインパクト評価手法が注目を集めている.特定の手法が議論されがちだが,まずはフレームワークに沿って評価方法を設計すべきである.これまでにSROI のみならず,IRISやSIMPLE,GIIRSなど多様な評価手法が生み出されたが,非営利組織等はこれらの中から,自らの評価目的に合致した手法を選ぶ必要がある.SROIは,(1)貨幣価値換算と(2)参加型評価という二つの主要な特徴がある.本稿では,(1)非営利組織等は高いSROIを算出して資金調達の競争に勝とうとしていること,(2)貨幣価値換算は共通言語として価値中立的ではないことを指摘している.欧米ではSROIに関する研究や議論が多く見られるが,日本ではインパクト評価がまだ非営利組織に広く受け入れられていない段階にある.したがって,インパクト評価のフレームワークを普及し,非営利組織等が評価手法を選べるようにする必要がある. |