オオグス エイゾウ
Ogusu Eizo
大楠 栄三 所属 明治大学 法学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | スペイン語 |
発行・発表の年月 | 2024/03 |
形態種別 | 書籍掲載論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | GALDÓS, ¿PIONERO EN LA «NOVELA DE FERROCARRIL» EN ESPAÑA? |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | Coda a un centenario. Galdós, miradas y perspectivas. |
掲載区分 | 国外 |
出版社・発行元 | Casa-Museo Pérez Galdós |
巻・号・頁 | 854-869頁 |
総ページ数 | 16 |
著者・共著者 | Eizo Ogusu |
概要 | 19世紀,最新の交通手段,鉄道の出現によって,各国の文学に鉄道の旅を取り込んだフィクションが登場する。
本発表においては,これまでスペインにおける鉄道文学(散文)の嚆矢とされてきたグスタボ・アドルホ=ベッケル(1836-70)の『僧房から』の「第一の書簡」(1864)と,手書きの草稿として見つかったベニート・ペレス=ガルドス(1843-1920)『ロサリア』を比較検討し,それぞれの鉄道文学としての長所を列挙する。その後,両作品の決定的な相違を顕在化させ,その相違が両作家が立つ審美的地平の違いにもとづくことを明らかにし,もし『ロサリア』が当時刊行されていたとするなら,ペレス=ガルドスがスペインにおける鉄道小説のパイオニアとなっていたことを主張する。 |