イワサキ ヤスナガ
IWASAKI YASUNAGA
岩崎 泰永 所属 明治大学 農学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2003 |
形態種別 | その他 |
標題 | 培地の緩衝能を活用したトマトの循環型養液栽培システムの開発 |
執筆形態 | その他 |
掲載誌名 | 宮城県農業・園芸総合研究所研究報告 |
出版社・発行元 | 宮城県農業・園芸総合研究所 |
巻・号・頁 | (71),1-64頁 |
著者・共著者 | 岩崎 泰永 |
概要 | 施設園芸で最も深刻な問題である連作障害が回避できる、自動化、省力化ができ規模拡大や生産性向上が可能である。さらに快適な作業環境を構築できる、という多くの特長を有する養液栽培について検討し、以下の点を明らかにした。1)宮城県における養液栽培の実態をアンケート調査した。その結果、養液栽培の普及が遅滞している原因として、装置設備が高価であること、設備費に対する収量性や収益性が不十分であること、ランニングコストが高いことが明らかとなり、また培養液「かけ流し」方式のロックウール耕が主流であり、環境負荷が問題であることが指摘された。2)培養養液管理システムと栽培ベッドを検討し、低コストで環境負荷を軽減できる循環型養液栽培システムを開発した。このシステムは有機質培地を使用する場合は従来のロックウール耕に比べて約1/4、土壌を培地とする場合は約1/3の低コストにすることが可能であることを明らかにした。3)有機質資材を培地とする循環型養液栽培を検討し、有機質資材としてはやし殻繊維が最適であること、アンモニウム態窒素を最小限とする培養液処方が商品果収量、商品果率を向上させることを明らかにした。4)土壌を培地とする循環型かん水施肥システムを開発し、トマトの高糖度果実生産の可能性を明らかにした。 |
ISSN | 1347-2232 |
NAID | 40005767523 |
PermalinkURL | http://ci.nii.ac.jp/naid/40005767523 |