タカセ ユウジ
TAKASE Yuji
高瀬 由嗣 所属 明治大学 文学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/03 |
形態種別 | 大学・研究所紀要 |
標題 | クライエントに対する心理検査フィードバックの要諦 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 明治大学心理社会学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 明治大学文学部心理社会学科 |
巻・号・頁 | 19,13-26頁 |
総ページ数 | 14 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 高瀬由嗣 |
概要 | 本論は,心理検査のフィードバック概念の変遷や臨床的に意義について,従来の文献に基づいて検討するとともに,筆者自身の臨床経験も織り込んで,より安全かつ適切にフィードバックを実施するための方策を提案した。心理アセスメントの領域にインフォームド・コンセントの考え方が浸透したことや,実存主義や人間性心理学の人間観の影響を受けたことにより,心理検査のフィードバックは以前よりも重視されるようになってきた。一方,心理検査のフィードバックにおいては,受け入れがたい結果がクライエントに突然言い渡される可能性もあるということで,かつては,これを危険なものと見なす風潮もあった。それゆえ,さまざまな研究者がフィードバックに潜む弊害を取り除く工夫を行った。結論として,フィードバックに際しては,クライエントに最大限の敬意を払い,情報を一方的に伝達するのではなく,クライエントと検査者とが対話することが重要であると考えられた。 |
PermalinkURL | https://meiji.repo.nii.ac.jp/records/2000422 |
researchmap用URL | https://meiji.repo.nii.ac.jp/records/2000422 |