フクタ ヤスノリ
Fukuta Yasunori
福田 康典 所属 明治大学 商学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/09 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 地域デザイン実践におけるアクター学習 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 地域デザイン |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 地域デザイン学会 |
巻・号・頁 | 16,101-119頁 |
総ページ数 | 19 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 福田康典 |
概要 | 本研究の目的は大きく2つある。1つは本研究の主題であるアクター学習について地域デザイン研究における意義を明確にすることである。これについて、1)地域デザイン研究には強い実践志向性があり、アクター学習研究はそれを効果的に達成するための基盤を提供するという点、2)基本的な分析枠組みにおけるアクター要素が、デザイン成果を左右するデザインミックスの要素として記述される対象であるだけでなく、デザインされる対象としても位置づけられており、優れたアクターをデザインするというやや教育的な側面からもアクター学習が考察されなければならないという点などが明らかとなった。
もう1つの目的は、学習に関する既存の研究アプローチがアクター学習研究において果たしうる役割と可能性を検討することである。これについては、古典的学習、経験学習、状況論的学習という学習に関する3つのアプローチの特性を考察したうえで、特に、状況論的学習が資源統合の正統性や他者による承認といった重要なアクター能力にアプローチする際に非常に有益である点が確認された。 |