タカセ ユウジ
TAKASE Yuji
高瀬 由嗣 所属 明治大学 文学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2025/03 |
形態種別 | 大学・研究所紀要 |
標題 | 投映法における「ナラティヴ」の意味について |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 明治大学 心理社会学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 明治大学 |
巻・号・頁 | 20,1-14頁 |
総ページ数 | 14 |
概要 | 本稿は,ロールシャッハ・テストやTATなどの投映法に現れるナラティヴの意味を,自験例と文献に基づき検討した。結果として,次の見解が得られた。(1)クライエントと検査者との間に信頼関係が築かれている際,ナラティヴは出現しやすい。(2)質的,量的を問わず,一般的な傾向から外れた反応が出現した際に,そこにナラティヴが潜んでいる可能性が高い。(3)投映法に潜むナラティヴを見つけるために必要な態度とは,「評価的・診断的な態度から脱し」,「Clと同じ地平に立つこと」である。 |