ヤマザキ ケンジ
YAMAZAKI Kenji
山﨑 健司 所属 明治大学 文学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/03 |
形態種別 | 大学・研究所紀要 |
標題 | 萬葉集巻二十終末部の作品と編纂 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 古代学研究所紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 明治大学日本古代学研究所 |
巻・号・頁 | (30),1-22頁 |
総ページ数 | 22 |
著者・共著者 | 山﨑健司 |
概要 | 萬葉集巻二十の終末部を形成する天平宝字年間の歌群31首は、それ以前の部分と異なり、編纂上の統一が明確で、大伴家持の手になることが明らかである。この部分について、家持がいかなる考えをもって編纂を行ったのかを、個々の作品の成立した時点における制作意図と歌集に込めた編纂意図とを併せて読み取った結果、公的な場で詠まれた歌と私的な場で詠まれた歌との内容の差異を強調するとともに、公的な場面における内相藤原仲麻呂の存在を強調しながら、この時代をしたたかに生き抜いた家持の思いを編纂時点の視点で示していることが判明した。 |