オチアイ ヒロキ
Ochiai Hiroki
落合 弘樹 所属 明治大学 文学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1993/04 |
形態種別 | 著書 |
標題 | 留守政府の秩禄処分と井上馨 |
執筆形態 | 単著 |
出版社・発行元 | 山川出版社、伊藤隆編『日本近代史の再構築』 |
巻・号・頁 | 1月24日頁 |
概要 | 廃藩置県後、岩倉使節団が派遣される一方、「内地政務の純一」が留守政府の中心任務となり、その根幹には徴兵令と秩禄処分が据えられた。開化政策の進捗に自信を強めた大蔵大輔井上馨らは急進的な処分を計画する。しかし、実施条件の不備が重なって妥協を迫られ、さらに大蔵省権限の縮小を求める諸省との衝突で井上が辞職したため頓挫した。秩禄処分の遂行はリーダーシップの存在した大久保政権に委ねられるが、井上が強力に断行した禄制の画一化は家禄の全国的処分を実施する際の基礎となった。 |