シマダ ナオヤ
SHIMADA NAOYA
嶋田 直哉 所属 明治大学 政治経済学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/07 |
形態種別 | 大学・研究所紀要 |
標題 | 回想される〈風景〉――永井荷風「問はずがたり」を読む |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 「立教大学日本文学」第114号 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 立教大学日本文学会 |
巻・号・頁 | (第114),55-66頁 |
概要 | 永井荷風『問はずがたり』は戦中から戦後をまたいで創作された荷風唯一の作品である。作品は前半から後半に進むに従って物語内容の中心となる展開が大きく異なっている。前半では語り手である「僕」を中心とする家族の物語が語られるが(上の巻)、後半では戦後岡山に隠棲した「僕」が目にする時間経過の欠落した岡山の風景の描写(下の巻)へと物語内容の重点は移っていく。荷風の戦後の出発が時間経過の欠落した〈風景〉を描写する地点から始まったことを明らかにした。 |