クロサワ ムツミ   KUROSAWA Mutsumi
  黒澤 睦
   所属   明治大学  法学部
   職種   専任教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2020/12
形態種別 書籍掲載論文
招待論文 招待あり
標題 日独の訴訟費用制度における国選弁護費用の被疑者・被告人負担とその理念――通訳・翻訳費用の場合と比較して
執筆形態 単著
掲載誌名 刑事法学と刑事弁護の協働と展望:大出良知・高田昭正・川崎英明・白取祐司先生古稀祝賀記念論文集
掲載区分国内
出版社・発行元 現代人文社
巻・号・頁 512-527頁
著者・共著者 石田倫識=伊藤睦=斎藤司=関口和徳=渕野貴生(編)
黒澤睦(著)
概要 日独の訴訟費用制度における国選弁護費用の被疑者・被告人負担とその理念について、通訳・翻訳費用の場合と比較して検討した論文。
【目次】
1. はじめに
2. わが国の訴訟費用制度とその理念
 (1) 被疑者・被告人訴訟費用負担制度(刑訴法181条)とその理念
 (2) 費用補償制度(刑訴法188条の2以下)とその理念
 (3) 弁護費用と通訳・翻訳費用に関する判例
3. ドイツの訴訟費用制度とその理念
 (1) ドイツの訴訟費用制度の概要
 (2) ドイツの訴訟費用制度の理念
  1) 国庫負担は原則か
  2) 個々の訴訟費用負担規定の背景にある諸理念
   ①責任主義(Verschuldensprinzip)
   ②原因主義(Veranlassungsprinzip)
   ③衡平主義(Billigkeitsprinzip)
   ④訴訟的帰属主義(Prinzip der prozessualen Zurechnung)
 (3) ドイツの訴訟費用制度で考慮すべきその他の諸事情
  1) 追加的ないくつかの批判的指摘と訴訟費用負担義務廃止論
  2) 欧州人権条約6条3項との関係
4. むすびにかえて――弁護と通訳・翻訳の異同、特に供述弱者性・脆弱性の観点から
 (1) ドイツ法との比較の観点から
 (2) 供述弱者性・脆弱性の観点を加えて
ISBN 9784877987657