ヤマザキ ケン
YAMAZAKI KEN
山崎 憲 所属 明治大学 経営学部 職種 専任准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012 |
形態種別 | 政府・官公庁等刊行物(白書,研究報告書等を含む) |
標題 | 資料シリーズNo.103『諸外国における職務評価を通じた均等賃金促進の取り組みに関する調査』 |
執筆形態 | 共著(筆頭者以外) |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 労働政策研究・研修機構 |
総ページ数 | 134 |
担当範囲 | 第2章カナダ |
著者・共著者 | 天瀬光二, 福島淑彦, 樋口英夫, 山崎 憲 |
概要 | 各国で実施されている職務評価は、いずれも男女間の均等処遇の実現を目的とするもので、フルタイム労働者とパートタイム労働者の間の賃金格差解消は直接的な目的ではない。背景には、対象国に共通の傾向として、格差の問題がパートタイム労働者と一般労働者という対比ではなく、男女間、ネイティブと移民間、健常者と障害者等の間のものとして認識され、そこに生じる格差・差別の是正に主眼が置かれていることがある。また職務評価は、それに従事する個々の従業員の能力や就業形態等にかかわらず、職務自体の内容(困難さなど)を対象とするものとして実施されていることに留意する必要がある。
職務評価の実施に際しては、労働組合や従業員など労働側の参加が重視されている。カナダでは、排他的交渉権を有する労働組合と使用者との交渉が基盤となり、団体交渉単位として認定された範囲で男女の比較をすることが基本となる。またスウェーデンでは、職務評価の作業チームを労使で構成することが推奨され、同様にイギリスでも、労組等の参加が奨励されている |