キシ マキコ
KISHI MAKIKO
岸 磨貴子 所属 明治大学 国際日本学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/07 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | 日本教育工学会における質的研究の特徴と課題 |
執筆形態 | 共著(筆頭者) |
掲載誌名 | 日本教育工学会研究報告集 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本教育工学会 |
著者・共著者 | 岸磨貴子・山本良太・時任隼平・杉原真晃・金子大輔・小高さほみ |
概要 | 本稿の目的は,日本教育工学会における質的研究の動向を明らかにし,教育工学で質的研究を行う意義及び課題と展望について考察することである.2006年~2017年の間に日本教育工学会論文誌(30巻1号~41巻1号)に投稿された論文を対象に分析を行い,「初等中等及び就学前教育」,「高等教育」,「社会人」,「その他」の4つの分類に基づき,研究の目的を整理しその特徴を分析した.分析の結果,過去10年間において質的研究手法は13%と多くなく,また,質的なデータを扱うものの量的に分析するものや,学習を捉える認識論と研究方法論が明確に示されていないものが多いことがわかった.一方で,従来の教育工学研究では捉えきれなかった社会的歴史的側面に目を向けた研究や当事者の主観(省察)を捉えているなどその特徴が明らかとなった. |