ヤマシタ ヒロシ
Yamashita Hiroshi
山下 洋史 所属 明治大学 商学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2010/01 |
形態種別 | 大学・研究所紀要 |
標題 | 食品のラベリング効果と二因子ファジィ情報路モデル |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 明大商学論叢 |
巻・号・頁 | 92(1),1-10頁 |
概要 | 本研究は、筆者らによる一連の先行研究をふまえた上で、食品銘柄のラベル情報を知る前(価格は既知)とそれを知った後での銘柄選択確率の変化を定量的に分析するための、食品銘柄選択における「価格とラベル情報の二因子ファジィ情報路モデル」を提案するものである。そこで、通常の一因子情報路モデルにおいて価格のみ(一因子)が既知であるという条件のもとでの選択確率の推定問題を、価格のみならず、食品銘柄が「高クォリティ食品の集合A」に属する度合(メンバーシップ値) が既知であるという条件のもとでの二因子情報路の問題へと拡張し、このメンバーシップ値をなるべく大きく、価格をなるべく小さくしながら、かつ銘柄選択のエントロピーをなるべく大きく(自由勝手な銘柄選択)するような選択確率の推定を試みている。これにより、筆者らの先行研究における「ラベリング効果」の大きさを、情報理論とファジィ理論のアプローチから定量的に分析するという新たな研究の方向性を示唆している。 |