ストウ イサオ
Suto Isao
須藤 功 所属 明治大学 政治経済学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/03 |
形態種別 | 書籍掲載論文 |
標題 | 戦後アメリカの対外軍事援助と軍産複合体 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 横井勝彦編『冷戦期アジアの軍事と援助』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本経済評論社 |
担当範囲 | 第4章(129-168頁) |
概要 | 本章は、第2次世界大戦後アメリカの軍事援助の贈与から有償へのシフト、軍産複合体による共同防衛市場構想の形成過程を跡づけている。戦後の軍事援助は戦時在外余剰武器の処分と武器貸与援助の清算・継続を起点とし、相互防衛援助法の制定や朝鮮戦争を契機に贈与援助を拡大した。その後、対外援助全般への批判的世論を受けて防衛装備品の域外調達や有償軍事援助の導入・拡大が進んだ。しかし、ミサイル・ギャップ論争やラテンアメリカにおける「外交のパール・ハーバー」事件、また国際収支悪化を背景に、ドレイパー委員会は軍事援助・経済開発援助の重要性を勧告した。そして1960年代前半、軍産複合体の軍備輸出による共同防衛市場構想が提起された。 |