ヤマシタ ヒロシ
Yamashita Hiroshi
山下 洋史 所属 明治大学 商学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2009/03 |
形態種別 | 大学・研究所紀要 |
標題 | 「環境志向型クォリティ」に基づく企業行動の分析モデル |
執筆形態 | 共著(筆頭者) |
掲載誌名 | 明大商学論叢 |
巻・号・頁 | 91(特別号2),13-22頁 |
著者・共著者 | 村山 賢哉,鄭 年皓 |
概要 | 本研究では、従来の(物理的な)クォリティと環境問題を重視する現在のクォリティとが異なることを指摘し、新たに求められている現在のクォリティを従来のクォリティと明確に区別すべく、新たに「環境志向型クォリティ」の視点を提示する。その上で、この違いをしっかりと認識していないと、製紙業界各社のように従来は正当化される企業行動であっても、現在では全く逆の反社会的な企業行動となってしまうというリスクの存在を示唆する。さらに、本来は企業における意思決定の「低エントロピー源」となるべき環境志向の姿勢が、現在はまさに過渡期にあるため、逆にエントロピーを注入してしまい、意思決定のあいまいさ(エントロピー)を増大させている状況を指摘するとともに、通常の一因子情報路モデルと山下の「ファジィ・エントロピーを用いた一因子情報路モデル」により、従来の物理的クォリティのパラダイムに従った場合の選択確率を推定する。その上で、推定した選択確率を用いて、山下[2]の「条件つきファジィ・エントロピー」と「ファジィ相互情報量」を算出する。 |