ヤマシタ ヒロシ
Yamashita Hiroshi
山下 洋史 所属 明治大学 商学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/03 |
形態種別 | その他 |
標題 | 情報の非対称性における「情報引力」研究の課題 |
執筆形態 | 共著(筆頭者) |
掲載誌名 | 明治大学社会科学研究所「総合研究」(企業のサステナビリティ戦略とビジネス・クォリティ)2013年度成果報告論文集 |
巻・号・頁 | 103-116頁 |
著者・共著者 | 権 善喜 |
概要 | 本研究では、筆者らによる一連の「情報の非対称性」研究と「情報引力」研究を整理し総合的に報告するとともに、今後の「情報引力」研究がアプローチすべき3つの重要な課題、すなわち(1)情報の価値の時間的な変化、(2) 情報引力と位置エネルギーの枠組みに対する「情報の重さ」の導入と、(3)エネルギーとエントロピーの関係の定式化といった課題を指摘している。そこで、まず都心に対する放射状鉄道路線の「垂直接続」と、弧状鉄道路線の「水平接続」といった視点を提示し、弧状鉄道路線の存在する地域が、そうでない地域に比較して、沿線住民の生活、とりわけ高校生の通学や高齢者の通院を便利にするという意味で、その地域に果たす役割の大きいことを示唆している。こうした3つの課題に対して、本研究では、(1)学習・調査エネルギーの「投入速度」の視点を導入し、位置エネルギーと情報の内容的価値・占有的価値の変化を記述するというアプローチを、また(2)情報の重さを情報の内容的価値によって捉えるアプローチを、さらに(3)情報引力モデルにおける情報エントロピーを2つに分解し、それらを不確実性吸収エネルギーと位置エネルギーに対応づけるアプローチを、それぞれ提示している。 |