タケナカ カツヒサ   TAKEANAKA Katsuhisa
  竹中 克久
   所属   明治大学  情報コミュニケーション学部
   職種   専任教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2022/03
形態種別 大学・研究所紀要
標題 組織をメディアとして生み出される社会と個人の様相:刑務所・監視社会・潜在的不審者
執筆形態 単著
掲載誌名 明治大学教養論集
掲載区分国内
巻・号・頁 561,25-49頁
概要 本稿は「組織が社会と個人を生み出す」という仮説に立つ組織社会学からの論考である。とりわけ、刑務所という組織が、監視社会と形容される社会と、潜在的不審者としての個人を生み出しているメカニズムを明らかにしようとするものである。
 組織という対象は、社会学にとって社会や個人の解明を進める通過点に過ぎずその重要性は軽視されてきたと考えられる。しかしながら、組織という対象は個人にとって社会への扉を開くものであり、社会にとって個人を巻き込むメディアでもある。本稿では、この組織という存在の重要性を意識しながら、現代社会の「社会」と「個人」を説明したい。