ミズノ ヒロコ
MIZUNO Hiroko
水野 博子 所属 明治大学 文学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/03 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 「《神の誉れとなり、隣人の守りとならん》――近代オーストリアの有志消防団にみる郷土愛の醸成と帝国ナショナリズム――」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『東欧史研究』第35号 (東欧史研究会), pp. 25-43. |
出版社・発行元 | 東欧史研究会 |
巻・号・頁 | (35),25-43頁 |
著者・共著者 | 本論文は、19世紀後半以降、ハプスブルク君主国(ライタ以西)全土に普及した有志消防団の実態と歴史的意義を検討した実証研究である。ここでは消防団エリートが描いた理想と現実との「ズレ」に着目し、日々の活動を介して醸成された「郷土愛」が、やがて「帝国ナショナリズム」へと接続する様子を明らかにした。そして「官」と「民」のはざまで、消防団が体制に接近せざるを得ない論理とメカニズムの解明を試みた。 |