イマムラ テツヤ   IMAMURA TETSUYA
  今村 哲也
   所属   明治大学  情報コミュニケーション学部
   職種   専任教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2004/03
形態種別 大学・研究所紀要
標題 特許法制度の発展と手続きの合理化(三)―近代イギリス特許法の史的展開―
執筆形態 単著
掲載誌名 早稲田大学法学研究科 法研論集
巻・号・頁 109,1-25頁
概要 本稿では、近代におけるイギリス特許法制度の改革について、19世紀における一連の特許法制度改革について分析を試みた。特に、1839年法(ブルーアム法)および1852年法を中心として、当時の一次資料にもあたりながら史実を調査し、これらの一連の法改正は、特許の物的情報を明確にする公示制度としての明細書制度や特許に関する費用の問題等、大部分が権利付与等の「手続」に関する法改正であったことを明確にした。最終的に、恩恵的特権であった特許権が次第に財産権としての権利性を醸成したのは、合理的な手続により付与される予測可能性がひとつの背景となっていると結論づけた(1-25頁)。