シミズ カズユキ
SHIMIZU Kazuyuki
清水 一之 所属 明治大学 経営学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/03 |
形態種別 | 大学・研究所紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | DAX40社の中核11社と全体の所有構造比較; 資本流動性ネットワークの観点から |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 明治大学社会科学研究所紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 明治大学社会科学研究所 |
巻・号・頁 | 62(2),2-21頁 |
総ページ数 | 20 |
概要 | 本研究は,ドイツの主要企業の株式所有構造を調査し,企業間の関係を明らかにすることを目的としている。この所有構造を把握するためにドイツの主要大企業30社(*2021年から40社に拡大)から構成されるDAX(ドイツ株式指数;Deutsche Aktien Index)採用企業の所有構造を独占委員会(Monopolkommission) が2年ごとに公刊する報告書から抽出する。このドイツを代表する40社の時系列の所有構造分析は,それを維持する生態系(エコシステム)の2年毎の変遷でもある。このエコシステムは,「効率・生産性」と「独占・寡占」という相反する環境要因を調整(コントロール)している。つまり,コントロールは,「効率・生産性」と「独占・寡占」に対して資本の流動性を方向付け,流動性ネットワークを調整している。本研究では,DAX40社を構成する中核11社と40社全体との構造比較からエコシステムを分析・解釈し,「ドイツ株式会社(Deutschland AG)」 の特徴と構造変化を検討する。さらに,分析する株式所有構造は,資本市場における流動性の構造を明らかにしている。この資本流動性ネットワークは,環境によって直接的または間接的,能動的または受動的な形態で効率的に変化している。一国経済の資本調達能力は,伝統的な中央集権的な資本機構から複雑化・高速化した分散・自動化された仮想市場へと移行しつつある。 |
researchmap用URL | https://www.jstage.jst.go.jp/article/issmeiji/62/2/62_2/_article/-char/ja |