ヤマモリ ミチエ
YAMAMORI MICHIE
山森 理恵 所属 明治大学研究・知財戦略機構・農場 国際連携機構 職種 特任准教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/03 |
形態種別 | 大学・研究所紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | <研究論文>「共に生きる」ための日本語教育の可能性 ―民主的シティズンシップ教育につながる実践例から― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | ときわの杜論叢 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 横浜国立大学国際戦略推進機構 |
巻・号・頁 | 6,52-64頁 |
著者・共著者 | 山森 理恵 |
概要 | 本稿は、世界的に分断や対立が進む今日、教育の果たす役割が問われている中、言語スキルのみに焦点を当てるのではなく、「共に生きる人」を育む教育としての日本語教育の可能性を検討するものである。ユネスコ(1996/1997)は、教育の柱として「共に生きること」の重要性を指摘しており、日本語教育もそれを目指すべきである。ヨーロッパが行う民主的シティズンシップ教育の求める能力が「共に生きること」に必要な能力と言うことができることから、ヨーロッパとは歴史的・社会的背景は異なっても、日本語教育に民主的シティズンシップ教育を取り入れることは有効であると言える。そうすることで、問題を理解し、差異と多様性を積極的に受け入れ、寛容さを育み、異なる考え方が理解できることにつながる。そういった実践が可能であることを1つの実践例を挙げて示す。分断が進む現在、「共に生きる」力を育むことを目標として、教育実践を重ねていくことが肝要である。 |
DOI | 10.18880/00012703 |
ISSN | 2188739X |
NAID | 120006650598 |