ナイトウ アサオ   Naito Asao
  内藤 朝雄
   所属   明治大学  文学部
   職種   専任准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2013/06
形態種別 新聞記事
標題 被害者の意向最優先尊重を
『京都新聞』2013年6月30日
執筆形態 単著
掲載誌名 『京都新聞』2013年6月30日
概要 「いじめの構造--なぜ人が怪物になるのか」などの著書がある内藤朝雄明治大准教授(社会学)の話 校内暴力を学校が警察沙汰にしない傾向がある中で、学校が被害を訴える道筋を作ったことは前進だ。怖いのは、警察と学校が示し合わせて事実を隠すこと。被害者の意向が最優先で尊重されるべきだ。
 警察は、身体的な暴力を取り締まることはできても、無視や悪口などのいじめに対しては無力だ。法の番人に徹し、何が健全で、不健全かということに口出ししてはいけない。
 学校は、人間関係を固定する現行の学校制度を見直すなど、閉鎖的な環境を変えることも必要だ。