ノダ マナブ   Noda Manabu
  野田 学
   所属   明治大学  文学部
   職種   専任教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2014/02
形態種別 学術雑誌
標題 伝統演劇の素材と文化所有
執筆形態 単著
掲載誌名 シアターアーツ
掲載区分国内
巻・号・頁 (57),16-23頁
総ページ数 8
概要 複式夢幻能をモデルに、特に能楽における伝統のあり方を考察し、その現代的意義を探った理論的論攷。伝統演劇における「芸の神髄」とは、遡及的に構築される観客のアーカイブされた眼差し/記憶の集積体である。伝統とは本質論的「日本性」に依拠するものではなく、むしろ間文化性のなかから生まれてきた現象である。よって文化所有とは、このアーカイブされた記憶の更新作業を通してしか成立しない--というのが論旨である。本論はIATC web journal Critical Stages, issue 7 に掲載した “The Fabric of Traditional Theatre: Archived Memories and the Question of Cultural Ownership” (2012) を改稿し、日本語にしたものである。