ノダ マナブ   Noda Manabu
  野田 学
   所属   明治大学  文学部
   職種   専任教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2015/03
形態種別 著書
標題 現代日本におけるシェイクスピア上演:蜷川幸雄、あるいは日本人がシェイクスピアを上演するということ
執筆形態 単著
掲載誌名 明治大学人文科学研究所・編『シェイクスピアと日本』明治大学公開文化講座33
出版社・発行元 明治大学人文科学研究所
巻・号・頁 81-114頁
概要 書名を冠した講座での講演をもとに、現代日本におけるシェイクスピア上演の解説を、蜷川幸雄を例に挙げておこなったもの。蜷川の反教養主義と西洋文化へのコンプレックスが、坪内逍遙にまでさかのぼることができる「雑然としたシェイクスピア」観の一種の延長にあると論じている。蜷川の古典上演にほぼ常に見ることができるハイカルチャーとカウンターカルチャーの混交は、1970年代以降蜷川が想定するに至った「大衆」(蜷川は「生活者」という言葉をこれに当てることが多い)としての観客像と深い関係にあるという結論である。