アラカワ トシハル
Arakawa Toshiharu
荒川 利治 所属 明治大学 理工学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/11 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 高次モードを含めた鉄骨造中層建物の地震時における振動特性評価 |
執筆形態 | 共著(筆頭者) |
掲載誌名 | 日本建築学会構造系論文集 |
出版社・発行元 | 日本建築学会 |
巻・号・頁 | 第80巻(第717号),1657-1666頁 |
著者・共著者 | 荒川利治,谷口竜紀,中村尚弘,木下拓也,東城峻樹 |
概要 | 地震観測を行っている鉄骨造中層建物を対象として,地震時の振動特性をARXモデルにより評価したものである.対象建物は明治大学生田キャンパスの理工学部A館であり,11階建て鉄骨造ラーメン構造である.屋上階,10階,8階,5階の床レベル,および地表面に加速度計が埋設されており,2004年3月の竣工から300以上の地震データを収録している.東北地方太平洋沖地震とその前後の地震データを用いて,1~3次モードの固有振動数と減衰定数を算定し,振動特性の時間変動,振動振幅と振動特性との関係,および各次モード間の固有振動数と減衰定数との関係を検討した.その結果,以下の知見が得られた.
1.地震時における振動特性は時間経過とともに変動し,振動振幅に依存していた. 2.東北地方太平洋沖地震を経験し,固有振動数が10%前後低下していた. 3.各次モード間の固有振動数と減衰定数との関係は地震動継続中に変化していた. |
ISSN | ONLINE:1881-8153 |