セキ マサオ   SEKI MASAO
  関 正雄
   所属   明治大学  経営学部
   職種   特任教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2014/07
形態種別 学術雑誌
査読 査読有り
招待論文 招待あり
標題 企業や社会全体が必要とする環境リテラシー
執筆形態 単著
掲載誌名 環境教育
出版社・発行元 日本環境教育学会
巻・号・頁 24(1)
概要 2013年11月のCOP19でも顕著であったように、地球環境問題を解決する政府間国際交渉は難航している。今や、気候変動の危機を回避するために政治的リーダーシップに期待することは現実的ではなくなった。
 グローバル・ガバナンスのあり方が変わってきている。従来の各国政府を中心としたトップダウン型ガバナンスの限界が見えた今、非政府セクターを含むあらゆるセクターが協働し集団的行動を起こす、ボトムアップ型ガバナンスが求められている。
 なかでも、ソリューションを提供して変革を担う立場にある企業の存在がクローズアップされている。すでに先進企業はバリューチェーン全体を視野に入れ、消費者や関係者を巻き込みながら行動し始めている。
 今や、企業をはじめ、あらゆるセクターにおいて、事業活動のなかに「持続可能な発展」を主流化することが求められている。こうした時代に求められる環境教育は、あまねく学校教育や社員教育・市民教育などのなかで、横断的テーマとして、組み込んでいくことである。新しい時代、新しい社会が求めている素養を涵養するために、広く基礎的な教育として取り入れていくことが望まれる。
 もうひとつ必要なのは、ビジネス手法で環境問題を解決する能力を備えたイノべーティブな人材を養成するための教育である。戦略的思考で環境と経済を統合し、課題解決にリーダーシップをとることのできる人材の育成が急務である。
 こうした両方のタイプの教育プログラムが、現代社会に求められる環境教育といえよう。