サカイ カズオ
Sakai Kazuo
阪井 和男 所属 明治大学 法学部 職種 専任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2003/11 |
形態種別 | その他 |
標題 | 組織における戦略行動のゆらぎと自発的なカオス的遷移 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 第18回ゆらぎ現象研究会抄録集,日本ゆらぎ現象研究会 |
巻・号・頁 | 24-27頁 |
著者・共著者 | 阪井和男 |
概要 | 企業は変動する環境の下に置かれている.この変動する環境へ適応しようとする意思決定の結果は,企業組織の戦略行動として現れる.長期にわたって活動している企業では,外部環境に急激な変化がなくても,戦略行動のパターンが特定の時点を境に劇的に変化する場合がある.これは,転換点で組織文化が変容したためと解釈される.本研究の目的は,この自発的な組織文化の変容が,どんなメカニズムでもたらされるかを明らかにすることである. はじめに,組織文化が変容するときの戦略行動を詳細に分析した桑田(1)の結果をまとめる.これをもとに,企業組織に対する認知科学的な数理モデルとして,戦略行動を決定付ける方略スキーマモデルを提案する.これに組織文化の学習効果を導入することによって,自発的なカオス的遷移が引き起こされることを示す. |