イシダ トモノブ   ISHIDA TOMONOBU
  石田 倫識
   所属   明治大学  法学部
   職種   専任教授
期間 2012/12
名称 実質的な被疑者を参考人として黙秘権を告げずに取り調べて作成した供述録取書の証拠能力が否定された事例
区分 その他
開催場所 成文堂 刑事法ジャーナル
発表・展示等 本稿は、被疑者タイプの参考人に対して、黙秘権を告知せずに取調べを行い作成した供述録取書の証拠能力を否定した裁判例の評釈である。最高裁の判例は、黙秘権告知の一事をもって供述調書の証拠能力が否定されることにはならないとの立場を採用しているが、近年、これを疑問視する下級審裁判例も散見される。本裁判例も、その延長線上にあるものと評価しうる。