イシダ トモノブ
ISHIDA TOMONOBU
石田 倫識 所属 明治大学 法学部 職種 専任教授 |
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期間 | 2009/09 |
名称 | 比較法―イギリス |
区分 | その他 |
開催場所 | 日本評論社 未決拘禁改革の課題と展望 |
発表者・共同発表者等 | ◎葛野尋之・豊崎七絵・<U>石田倫識</U> |
発表・展示等 | 本稿は、イギリス(イングランド及びウェールズ)の刑事施設(ワンズワース刑務所、リバプール刑務所、ブリストル刑務所、イズリントン警察留置場)、イギリス内務省、犯罪者処遇庁、警察留置場訪問委員会における聴取調査の結果をもとに、イギリスの未決拘禁制度及びその現実の運用状況に関する知見を提供しようとするものである。本稿では、主として、①日本ではほぼ行なわれていない未決被拘禁者に対する各種サービス提供(社会的援助)が、イギリスではどのような理念に基づいて行なわれているのか、また、具体的にどのような社会的援助が提供されているのか(援助の内容やその担い手等)という点、そして、②未決拘禁法における重要原則である「捜査と拘禁の分離原則」がイギリスではどのように理解されているのか、また、この原則を実質的に担保する責務を負う留置管理官は実際にはどのような任務を担っているのか、について紹介している。 |