イシダ トモノブ   ISHIDA TOMONOBU
  石田 倫識
   所属   明治大学  法学部
   職種   専任教授
期間 2009/09
名称 施設調査
区分 その他
開催場所 日本評論社 未決拘禁改革の課題と展望
発表者・共同発表者等 豊崎七絵・<U>石田倫識</U>・中川孝博
発表・展示等 本稿は、2006年末以降、全国の拘置所等の未決拘禁施設(沖縄刑務所那覇拘置支所、東京拘置所、岡山県警察本部伊福町庁舎、札幌刑務所札幌拘置支所、福岡刑務所久留米拘置支所、福岡拘置所、京都拘置所)を参観し、聴取調査を行なった結果をまとめ、若干の検討・考察を行なったものである。本聴取調査の主たる目的は、改正監獄法(新法)の公布・施行の前後にあって、未決被拘禁者を収容する現場の刑事施設では新法がどのように解釈・運用されているのかを確認するとともに、新法附則41条による5年後の見直しに向けて、新法の問題点を実証的観点から浮き彫りにすることにあった。参観しえた刑事施設は少ないものの、被収容者の権利を拡大した新法の規定の一部(弁護人以外の者との無立会面会を許す規定や余暇時間の援助等に関する規定)は、既に死文化していること等が確認しえた。