タナカ ヒカル
TANAKA HIKARU
田中 ひかる 所属 明治大学 法学部 職種 専任教授 |
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発表年月日 | 2019/08/23 |
発表テーマ | アナーキズムとナショナリズム―アナーキズムによるナショナリズムの解体は可能か |
会議名 | 第8回韓国日本研究団体国際学術大会 |
主催者 | 韓国日本学会 |
学会区分 | 国際学会 |
発表形式 | シンポジウム・ワークショップ パネル(公募) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 淑明女子大学(ソウル) |
概要 | この報告では、アナーキズムがナショナリズムを解体することができるのか、という問題を検討する。ナショナリズムは、一方では、民衆の抵抗や解放の論理であるが、他方では、権力による民衆の統合や抑圧の論理でもあり、民族・国民と異なる要素に対する抑圧・排除の論理を持つ。Dongyoun Hwangによれば、1945年以前、韓国のアナーキストたちの一部は、同時にナショナリストであり、日本による植民地支配からの解放・独立を目指し、同時に、独立後、国家と資本の解体を構想していた。この韓国アナーキストの事例は、現代的な問題を検討する上で有益な示唆を与えてくれる。この報告では、こういった問題の一つの要素であるナショナリズムをアナーキズムが解体することで、民衆の自律や連帯、人権や多様性が尊重される空間を実現することは可能であるかをRojyavaなどの事例に基づいて検討した。 |