ヤマシタ ヒロシ
Yamashita Hiroshi
山下 洋史 所属 明治大学 商学部 職種 専任教授 |
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発表年月日 | 2010/08/01 |
発表テーマ | 低エネルギーと高エントロピーの調和問題としてのHRM研究(予稿集pp.255-262) |
会議名 | 日本労務学会第40回全国大会研究報告論集 |
主催者 | 日本労務学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 神戸大学(兵庫) |
概要 | 本研究は、企業活動の低エネルギー化と高エントロピー化の調和問題に対して、筆者らによる一連の先行研究をふまえながら、HRMの果たすべき役割を検討するものである。まず、エネルギーとエントロピーに関する基本原理を概観し、その上で組織におけるHRMの低エネルギー化と高エントロピー化との間の循環性を示唆すべく、HRMにおける「低エネルギーと高エントロピーの調和問題フレームワーク」を提案する。さらに、提案フレームワークに基づき上記の調和問題を定式化した基本モデルを提案し、低エネルギーと高エントロピーの調和ポリシーについて、簡単な数値例による分析を試みることにする。このような本研究の分析枠組みを通して、HRMにおける多くの課題に共通した研究視座を与え、組織(システム)内部でのHRMを取り巻く社会や市場のマクロ的成熟度の測定という非常に困難な課題に挑戦していくためのアプローチ方向性を示唆する。 |