アベ ナオト
Abe Naoto
阿部 直人 所属 明治大学 理工学部 職種 専任教授 |
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発表年月日 | 2021/09/14 |
発表テーマ | うず電流減衰効果を用いたセミアクティブ制振制御 |
会議名 | Dynamics and Design Conference 2021(D&D2021) |
主催者 | 日本機械学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
国名 | 日本 |
開催地名 | 東京大学 駒場Ⅱキャンパス(オンライン) |
開催期間 | 2021/09/13~2021/09/17 |
発表者・共同発表者 | 石綿 亮輔,阿部 直人 |
概要 | 一自由度振動系の振動の伝達率は,粘性減衰を大きくすると共振点が下がるが,高振動数帯では逆に十分に下
がらないことが知られている。粘性減衰を変化させる方法は様々知られているが,本発表では摩擦や経年劣化等 の問題がなく,電磁石への電流のオンとオフで減衰を変化させることができるうず電流(1)(2)を用いた磁力減衰機 構により対象物の粘性減衰係数を変化させる。すなわち,共振点付近では電磁石への電流をオンにすることで粘 性減衰を大きくし,高振動数帯では電磁石への電流をオフに切り替え粘性減衰を小さくすることで制振効果が高 くなるセミアクティブ制御を考案する。 対象の振動数の測定は一般にFFT が用いられるが,FFT を行うためには比較的長い時間のデータが必要とな る。電磁石への印加電流のオンとオフによる二値切り替えでは,伝達率の大小が入れ替わる振動数は一点である ので,ここでは文献(3)(4)にあるように,フィルタを用いてリアルタイムで判別し,切り替える手法を用いる。う ず電流による減衰を変化させることで,広い振動数帯で制振効果があることをシミュレーションおよび実験によ って検証する。 |