ヤマシタ ヒロシ
Yamashita Hiroshi
山下 洋史 所属 明治大学 商学部 職種 専任教授 |
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発表年月日 | 2009/12/04 |
発表テーマ | 「循環型SCM」における環境の内部化・外部化とリバース・ロジスティクス |
会議名 | 第3回「横断型基幹科学技術研究団体連合」カンファレンス,2C4-2 |
主催者 | 横断型基幹科学技術研究団体連合 |
学会区分 | 研究会・シンポジウム等 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 東北大学(仙台) |
発表者・共同発表者 | 松丸正延 |
概要 | 本研究は、循環型SCMとリバース・ロジスティクスに関する筆者らの一連の先行研究を整理し、総合的に報告するものである。そこで、まずリバース・ロジスティクスの概念と資源循環の概念モデルを紹介し、環境の内部化と外部化の概念を概説する。
さらに、リバース・ロジスティクスの諸活動を、地球環境保全(環境の内部化)を目的とした活動と、スループットの増大や顧客満足(CS)を目的とした従来型SCMと同様の活動に分類し、一般にあたかも相反する目的のように捉えられがちな両者の目的が、実際には両立する可能性を秘めていることを示唆する。一方、こうした「環境の内部化」意識を循環型サプライチェーンで共有することが、その構成者たる生産者と消費者の間でのナレッジチェーンを生み出す可能性を指摘する。最後に、循環型のGlobal SCMを構築しようとする際に、これを生産国から販売(消費)国までのロジスティクスと販売国内のロジスティクスとに分割し、生産国から販売国までは効率的な動脈流を、販売国内ではリユースやリサイクルの静脈流に十分配慮した循環型ロジスティクスを、それぞれ構築していくことが現実的なアプローチとなることを示唆する。 |