キクチ カズオ
KIKUCHI Kazuo
菊池 一夫 所属 明治大学 商学部 職種 専任教授 |
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発表年月日 | 2023/05/28 |
発表テーマ | 資源-優位理論におけるミクロ・マクロ連結について |
会議名 | 第73回日本商業学会全国研究大会 |
主催者 | 第 73 回日本商業学会全国研究大会準備委員会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 沖縄国際大学 |
開催期間 | 2023/05/27~2023/05/28 |
発表者・共同発表者 | 斉藤典晃(高千穂大学・菊池一夫・松尾洋治(広島修道大学) |
概要 | 本研究の目的は、1995年にShelby D. Hunt(1939-2022)が提出した資源-優位理論(Resource-Advantage Theory; 以下、R-A理論)に内在する問題を批判的に検討することにある。R-A理論は「競争の一般理論」に位置づけられ、元々、マーケティング理論として提出されたわけではないが、2000年代に入ると、マーケティングとの関連性が指摘され、マーケティング戦略を導出するための基礎理論であると主張されるようになった。R-A理論に対してはマーケティング研究者(Savitt 2000;Wensley2002)から批判的な議論が提示されている。つまりR-A理論は、Aldersonの理論を取り込んでいると主張しているにも関わらず、「異質的需要」や、企業と消費者との「交換」の議論を取り込めていないという批判がある。しかしこれらの批判は詳細な議論されているとは言い難い。そこで本報告では、このような批判的な議論をより具体的な形で検討していく。結果としてマーケティング現象におけるミクロ・マクロの連結がうまく説明できないというR-A理論の問題を指摘する。 |