イシカワ ヒデシ
ISHIKAWA Hideshi
石川 日出志 所属 明治大学 文学部 職種 専任教授 |
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発表年月日 | 2014/09/11 |
発表テーマ | 「「漢委奴國王」金印と漢~魏晋代の東夷古印」 |
会議名 | 高麗大学校・明治大学国際学術会議 |
主催者 | 高麗大学校文科大学大学院・明治大学大学院文学研究科 |
学会区分 | 国際学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | ソウル(高麗大学校) |
概要 | 近年、「漢委奴國王」金印は、当初駱駝形の鈕(駝鈕)として製作されものが、のちに蛇形鈕(蛇鈕)に改変されたことが判明した。本発表では、なぜそのようなことが起きたのかを考察した。東夷世界の漢魏晋代の印を集成して、楽浪郡内の官印は、中国本土の鈕形式に準じるのに、濊・高句麗・夫餘・韓の諸族に与えた印12例中9例が駝鈕、残り3例が馬鈕である。したがって、倭の奴國は東夷であるから、当初駝鈕として製作されたことは当然のことと考えられる。しかし、『後漢書』では、奴國は東夷の中でも当方にある倭国の中でも極南界にあるとされているため、蛇鈕に改められたものである。 |