イシカワ ヒデシ
ISHIKAWA Hideshi
石川 日出志 所属 明治大学 文学部 職種 専任教授 |
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発表年月日 | 2016/01/20 |
発表テーマ | (基調講演)「座談会<日本民族の起源>1948とその後の日本考古学」 |
会議名 | 国際学術研究会<交響する古代Ⅵ―古代文化資源の国際化とその意義―> |
主催者 | 明治大学日本古代学研究所・明治大学文学研究科 |
学会区分 | 研究会・シンポジウム等 |
発表形式 | 口頭(基調) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 東京 |
概要 | 1948年の座談会<日本民族の起源>は、岡正雄学説を軸に、考古学者江上波夫・八幡一郎が加わって、日本古代文化の重層性が論じられた。しかし、江上・八幡以外の考古学者は、この座談会の内容に関しては非常に冷淡であった。それは、唯物史観の呪縛から解き放たれた考古学者たちは、考古学的な編年を基準として日本古代文化形成を分析し始めていたにも関わらず、この座談会での江上・八幡の発言は、これを十分受け止めてはいなかったからである。そのため、岡学説自体が考古学界から距離を置くことになった。その後、大林太良・佐々木高明らによる学際的活動の展開によって、ようやく1970年代以後考古学者との連携が蓄積されることになるが、共同研究として十分な成果を上げるには至らなかった。 |