イシカワ ヒデシ
ISHIKAWA Hideshi
石川 日出志 所属 明治大学 文学部 職種 専任教授 |
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発表年月日 | 2014/01/18 |
発表テーマ | 「金印真贋論争の考古学的再検証」 |
会議名 | 考古学研究会東京例会第34回 |
主催者 | 考古学研究会東京例会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
概要 | 「漢委奴國王」金印は江戸時代に製作されたという説に対して、後漢尺・金属組成・蛇鈕分類・字体などの諸観点から再検討を行った。その結果、従来考古学界で、この金印の印面サイズが後漢代の1寸であることや印文構成は江戸時代に知りえないとしてきたが、それは根拠たりえないとした。しかし、当初駝鈕として製作されたのが蛇鈕に改作されたという大塚紀宜説を支持するとともに、蛇鈕印の型式分類と編年を確認し、後漢~魏晋代の蛇鈕印のほとんどは駝鈕の改作であることを指摘し、なおかつ「國」の字形が後漢代であることから、江戸時代に製作することはほとんど不可能であると主張した。(予稿集pp.7-25+当日追加資料2頁) |